\今なら初期費用10万円が無料!/ ECサイトの受注業務・カスタマー対応を外注しませんか?

ネクストエンジンのセット商品管理とは?固定セットの在庫連動と選べるセットの違い

ECの梱包作業を背景に、固定構成セットの箱の組み合わせと選べるセットの選択を対比して示した、ネクストエンジンのセット商品管理の記事アイキャッチ。

ネクストエンジンでは、購入者が中身を選ばない固定構成のセット商品であれば、構成単品の在庫をもとに販売可能なセット数を管理できます。セットが売れたときは構成単品の在庫にも変動が反映されるため、単品用とセット用に在庫を二重で確保する負担を抑えられます。

ただし、購入者が商品オプションなどで中身を選ぶ「選べるセット」は別の扱いです。固定構成セットの在庫連動だけで対応できるとは限らず、構成品を受注明細へ追加する処理や、追加の在庫引当が必要になる場合があります。

目次

固定構成のセット商品は、単品在庫と連動して管理できる

ここでいう固定構成セットとは、あらかじめ組み合わせが決まっている商品です。たとえば「コーヒー豆1点とお菓子1点」のように、1セットに必要な構成品が販売前から決まっているケースを指します。

ネクストエンジンでは、構成単品の在庫からセット商品の販売可能数を自動計算できます。公式のセット商品管理の説明でも、単体商品の在庫とセット商品の在庫を連携できる機能として案内されています。

販売可能なセット数と、売れた後の在庫反映

販売可能なセット数は、各構成品の在庫を、1セットに必要な数量で割って求めた数のうち、最も少ないものが基準になります。たとえば、1セットにつきコーヒー豆1点とお菓子1点が必要で、コーヒー豆が10点、お菓子が6点ある場合、組めるセットは6セットです。コーヒー豆が余っていても、お菓子が足りなければ7セット目は作れません。

構成品を1セットに複数使う場合も考え方は同じです。各構成品について「在庫数÷1セットあたりの必要数」を計算し、そのうち最も少ない数が販売可能数になります。

固定構成セットが1件売れると、セットの販売に対応して構成単品の在庫にも変動が反映されます。先ほどの例で1セット売れた場合、コーヒー豆とお菓子の在庫がそれぞれセット分だけ変動し、単品販売とセット販売の在庫を別々に手作業で調整する負担を抑えられます。

一方、構成品の単品販売が先に進み、いずれかの在庫が1セット分に満たなくなると、販売可能なセット数は0になります。公式説明でも、お菓子が1点売れてセットを構成できない状態になると、セット商品の在庫は0になる例が示されています。構成品の在庫が減った場合は、どの商品が不足したのかだけでなく、1セットに必要な数量を満たしているかを確認することが重要です。

構成単品からセットを構成して販売可能数が決まる流れと、単品販売で構成単品が不足すると販売可能数に影響することを示す図。

導入前に決めるべき商品コード・在庫・出荷の運用

在庫が自動連動しても、商品情報や倉庫作業のルールがあいまいなままでは、システム上の在庫と実在庫がずれるおそれがあります。特に単品販売とセット販売を併用する場合は、商品マスタと出荷作業を整理しておくことが重要です。

単品用とセット用の商品情報・コードを整理する

同じ構成品を単品でもセットでも販売する場合、販売ページや受注上は単品商品とセット商品を区別して管理します。そのため、単品用の商品コード、セット用の商品コード、構成品との対応関係を一覧化しておくと、商品登録や受注処理で取り違えにくくなります。

JANコードを使っている場合も、単品の商品とセット商品の対応関係を社内で確認できるようにします。商品コードやJANコードが担当者ごとに異なる認識で管理されていると、誤った商品登録、引当、ピッキングにつながります。

ネクストエンジンのセット販売に関する説明でも、単品販売とセット販売ではシステム上別商品として扱われる点や、商品コード・JANコードのすり合わせが重要であることが示されています。

引当先・ピッキング場所・担当者間のルールをそろえる

受注後に構成品を集めてセット組する場合は、どの在庫を引き当て、どの場所からピッキングするのかを先に決めます。システム上は倉庫Aの在庫を引き当てているのに、作業者が倉庫Bから商品を持ち出すと、在庫の減少場所と実際の出庫場所が一致しません。

複数の倉庫や保管場所がある場合は、次の内容を運用ルールとしてそろえます。

  • セット構成品の引当対象となる在庫
  • 構成品を保管する倉庫・ロケーション
  • 受注後にセット組するか、完成品として保管するか
  • 単品注文とセット注文でのピッキング方法
  • 入庫、在庫移動、返品、出荷時の処理方法

自社の担当者だけでなく、倉庫や委託先が商品登録・入庫・ピッキング・出荷に関わる場合も、単品用とセット用のコード、保管場所、出荷時の扱いを共有します。作業者がセット商品の構成を知らないまま単品として出荷したり、セット用に確保した商品を単品注文へ使ったりすると、システムの連動とは別に在庫差異が発生するためです。

セット商品データの登録と複数ページ販売の考え方

セット商品機能は、詰め合わせ商品の販売だけでなく、複数の商品ページで同じ実在庫を販売したい場合にも利用できます。登録方法とページ連携の条件は、固定構成セット、選択肢付きセット、販売モールの仕様によって分けて確認します。

セット商品データの登録で確認すること

ネクストエンジンの公式ブログでは、固定構成のセット商品データについて、次の登録・更新方法に関するマニュアルが案内されています。

  • 手入力による登録・更新
  • CSV取込による登録・更新

したがって、固定構成セットは手入力とCSV取込の両方が登録・更新の選択肢になります。商品数が少なく、構成変更も少ない場合は手入力、大量の商品をまとめて登録・更新する場合はCSV取込を検討する方法が考えられます。ただし、必須入力項目、具体的な操作手順、商品数や更新頻度ごとの制約は、対象環境のマニュアルで確認が必要です。

選択肢付きセットについては、固定構成セットとは別に、手入力で登録・更新するマニュアルが案内されています。選択肢の入力条件やCSV対応の有無など、詳細な登録仕様まで固定構成セットと同じと判断せず、選択肢付きセット用の案内を確認してください。

異なる商品コードの複数ページで同じ在庫を共有する

通常販売ページとセール用ページなど、異なる商品コードのページで同じ実在庫を販売する運用にも、セット商品機能を応用できます。ネクストエンジン公式ブログでは、セット商品を使うことで、異なる商品コードで販売している商品ページをネクストエンジン上の同じ商品へ紐付けられると説明されています。

この方法なら、ページごとに在庫を別管理するのではなく、共通する実在庫を基準に受注・在庫連携を設計できます。ただし、紐付けに必要な登録データや具体的な設定手順は、利用するモールや現在のネクストエンジンのマニュアルで確認してください。

異なる商品コードの複数ページを同一商品に紐付け、1つの実在庫を共有する関係を示す図。

楽天市場の同一商品コードのコピーページは別方式もある

楽天市場については、セット商品機能とは別に、在庫APIを使ってコピーページの在庫を連携する方法も過去に公式ブログで案内されています。2021年6月公開、同年7月14日更新の記事では、既存の連携商品と同じ「商品番号」「項目選択肢子番号」でコピーページを作成し、モール商品CSVをネクストエンジンへアップロードする方法が紹介されています。

これは、セット商品として構成を登録する方法とは異なり、楽天市場側の同一商品情報と在庫APIを利用する考え方です。ただし、記事が古いため、現在の楽天市場・ネクストエンジンで同じ条件が適用されるかは、導入前に現行の連携マニュアルで確認してください。過去の記事の手順だけを現行仕様とみなすのは避けるべきです。

「選べるセット」は固定構成セットと分けて判断する

「選べるセット」とは、購入者が商品オプションなどを使って、セットに含める商品を選ぶ販売形態です。固定構成セットは受注前から構成品が決まっていますが、選べるセットは注文ごとに構成が変わります。

この違いにより、在庫連動で必要になる処理も変わります。

構成品が受注明細に入らないと在庫を引き当てられない

楽天市場やYahoo!ショッピングの選べるセットでは、注文をネクストエンジンへ取り込んだだけでは、購入者が選んだ各構成品が受注明細の行として登録されない場合があります。

構成品が受注明細に入っていなければ、その構成品の商品コードをもとにした在庫引当はできません。そのため、固定構成セットのように、セットが売れたことだけをもとに構成品の在庫引当まで完了できるとは限りません。注文内容を確認し、構成品を手入力で明細へ追加してから引当する運用が必要になる場合があります。

つまり、選べるセットを扱うかどうかは、商品ページを作れるかだけでなく、次の処理まで含めて判断する必要があります。

  1. モールから選択内容を受注データとして取得する
  2. 選択内容を構成品の商品コードへ変換する
  3. 構成品を受注明細へ追加する
  4. 追加された明細をもとに在庫を引き当てる
  5. 構成品をピッキングして出荷する
固定構成のセット商品では構成品が受注明細に入り在庫引当へ進む一方、選べるセットでは構成品が明細に入らない場合に在庫引当できないことを比較した図。

構成品を明細へ追加する追加手段

選べるセットの構成品を自動で明細へ展開したい場合は、専用アプリや外部ツールの利用を検討します。TēPsの紹介例では、1時間ごとにネクストエンジンの受注伝票を取得し、選べるセットを含む注文について商品オプションの文字列を分割します。その後、構成品の商品コードを取得し、受注明細へ行を追加する流れが示されています。

このような処理を使えば、注文ごとの手入力を減らし、構成品を明細に追加した後の在庫引当へつなげられます。ただし、これは外部ツールによる個別の自動化例であり、ネクストエンジン本体の固定構成セット機能がそのまま選べるセットへ対応することを意味しません。モール、商品オプションの形式、商品コードの持たせ方、処理頻度を自社の注文データで確認する必要があります。

まとめ

ネクストエンジンのセット商品機能は、購入者が中身を選ばない固定構成セットであれば、構成単品の在庫から販売可能なセット数を計算し、セット販売による在庫変動を単品側へ連動できます。構成品のどれかが1セット分に満たなくなった場合は、販売可能なセット数が0になります。

導入前には、単品用・セット用の商品コード、JANコードの対応関係、引当先、保管場所、ピッキング方法を整理してください。複数ページで同じ在庫を販売する用途にも使えますが、登録項目やモール固有の連携条件は個別に確認が必要です。

購入者が中身を選ぶセットは、固定構成セットとは異なり、構成品を受注明細へ追加してから在庫を引き当てる処理が必要になり得ます。自社の販売形態が固定構成か選択式かを切り分け、標準機能だけで足りるか、追加アプリや外部ツールが必要かを判断しましょう。

出典

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる