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楽天市場の「RMSサーバー」とは?用途別の接続先・設定時の注意点を整理

ノートPCと梱包箱を前にした店舗運営担当者の写真に、画像・メール・接続設定のアイコンと「楽天市場の『RMSサーバー』とは?用途別の接続先・設定時の注意点を整理」のタイトルを重ねたアイキャッチ。

楽天市場の「RMSサーバー」は、すべての作業に共通する一つの接続先を指すとは限りません。画像をR-Cabinetへ一括登録するのか、店舗メールを送信するのかによって、使うプロトコルと接続先が変わります。

この記事では、楽天市場の店舗運営システムであるRMS(Rakuten Merchant Server)に関連して検索されやすい「サーバー」を、画像登録用のSFTPとメール送信用のSMTPに分けて整理します。接続情報の変更を見落とさない管理方法や、接続できないときの問い合わせ先も確認します。

目次

「RMSサーバー」は単一のサーバー名ではなく、用途別に確認する

「RMSサーバー」という言葉だけでは、確認すべき接続先は決まりません。RMSは商品・受注・配送などの店舗運営に使う管理システムですが、外部ツールやファイル転送で使う接続先まで、すべて同じサーバーを意味するわけではありません。

たとえば、R-Cabinetへ画像をまとめて送る処理ではSFTPを使い、店舗メールの送信ではSMTPを使います。楽天GOLDやWEB APIも、それぞれ別のサービス・接続方法です。「RMSサーバーの設定」を行うときは、まず対象の作業を特定し、その作業に対応するプロトコル、ホスト名、認証情報を確認してください。

作業目的ごとの接続先は、次のように整理できます。

  • R-Cabinetへ画像を一括登録する:画像登録用のSFTP
  • 店舗メールを送信する:方式に応じたSMTP
  • WEB APIで商品・受注などを連携する:WEB APIの利用設定と認証情報
  • 楽天GOLDへファイルを送る:楽天GOLD用のFTP

これらは同じ「楽天のサーバー関連設定」として扱われることがあっても、用途や通信方式は同一ではありません。特に、画像・商品データの転送先とメールの送信先を、一つの設定値として管理しないことが重要です。

画像登録用SFTPとメール送信用SMTPの接続先を取り違えない

R-Cabinetへの画像一括登録はSFTPでupload.rakuten.ne.jpを使い、メール送信はSMTP AUTH方式でsub.fw.rakuten.ne.jp、固定IP方式でsmtp.fw.rakuten.ne.jpを使うことを左右比較した図。

画像登録とメール送信では、目的だけでなくプロトコルと接続先も異なります。まず作業ごとの違いを確認してから、個別の設定や障害対応に進みましょう。

作業プロトコル確認する接続先混同しやすい点
R-Cabinetへの画像一括登録SFTP`upload.rakuten.ne.jp`、ポート22SMTPの送信用サーバーでは画像を登録しない
店舗メールの送信(SMTP AUTH方式)SMTP`sub.fw.rakuten.ne.jp`画像・商品データ用のSFTP接続先とは別
店舗メールの送信(固定IP方式)SMTP`smtp.fw.rakuten.ne.jp`SMTPの方式を確認せず、別方式の設定を流用しない

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画像一括登録のSFTPとメール送信用のSMTPは、ホスト名が異なるだけでなく、ファイル転送とメール配送という役割そのものが違います。メール送信用のSMTPサーバーを、画像・商品データ用のSFTP接続先として設定しないでください。

R-Cabinetへ画像を一括登録する場合はSFTPを使う

R-Cabinetへ画像を一括登録する場合は、画像一括登録用の利用申込を行ったうえで、SFTPで`upload.rakuten.ne.jp`のポート22へ接続します。アップロード先は`/cabinet/images/`です。既存フォルダへ画像を追加する場合は、対象のディレクトリ名と同じフォルダを作り、多階層の場合は必要な構造を含めて送ります。

基本的な流れは、画像とフォルダを準備してSFTPでアップロードし、完了またはエラーの通知を確認するというものです。エラーが出た場合は、SFTP上の`/cabinet/logs/`にあるログを確認して原因を修正します。転送完了だけで公開完了と判断せず、最後にR-Cabinet上で登録状態を確認してください。詳しい接続先と登録手順は、楽天市場のSFTP画像登録案内で確認できます。

1回の転送上限は2GBです。この制限はR-Cabinetの契約容量とは別で、SFTPサーバー上に2GB以上のデータが残っている場合は追加転送できません。また、処理済みの画像やフォルダは、エラー時を含めてSFTPサーバーから削除されます。SFTPの転送先をバックアップ保管場所として扱わず、必要な元画像やログは店舗側で別途保管してください。

同名画像を差し替えた場合は、SFTPの処理と公開ページへの表示反映が同時に完了するとは限りません。登録状態を確認した後も表示が古いときは、画像サーバーの反映待ちを考慮し、R-Cabinetや商品ページで時間を置いて確認します。

SFTPで/cabinet/images/へアップロード後、完了・エラー通知を確認し、エラー時は/cabinet/logs/を確認して、最後にR-Cabinet上で登録状態を確認する4段階の流れ。

メール送信では方式に応じたSMTPサーバーを使う

メール送信では、利用している方式に合わせて送信用SMTPサーバーを選びます。SMTP AUTH方式の送信用サーバーは`sub.fw.rakuten.ne.jp`、固定IP方式の送信用サーバーは`smtp.fw.rakuten.ne.jp`です。

この2つはメール送信用の接続先であり、R-Cabinetの画像や商品データを転送するSFTPサーバーではありません。画像一括登録の設定欄には、SMTPのホスト名ではなくSFTP用の`upload.rakuten.ne.jp`を指定します。逆に、SFTPの接続先をメール送信サーバーとして設定しないでください。

SMTP AUTH方式と固定IP方式のどちらを使うかは、店舗で利用中のメール送信設定に合わせて判断します。方式ごとのポート番号、暗号化方式、認証項目までは一律に案内できないため、現在のメール設定画面や対象サービスの案内と照合してください。接続先の名称だけを見て、方式や認証条件まで推測しないことが安全です。

接続情報は固定値として放置せず、障害時は対象サービスで切り分ける

接続できないときは、過去に控えたIPアドレスや設定値だけを前提にせず、まず「何の作業が失敗しているか」を切り分けます。画像のSFTP接続、メール送信、RMSの画面操作、WEB API、RSLでは、確認する情報も問い合わせ先も異なるためです。

接続先のIPアドレスや仕様は恒久的な固定値として扱わず、告知の確認と問い合わせに必要な情報を、作業目的ごとに整理しておきます。これにより、設定変更や障害発生時に原因を確認しやすくなります。

IPアドレスや仕様変更は店舗向けのお知らせで追跡する

RMS関連のIP一覧には、掲載されている値が予告なく変更される場合がある旨が示されています。そのため、IPアドレスを社内資料やファイアウォール設定へ一度転記しただけで、将来も有効な固定仕様だと考えるのは避けてください。RMS関連IP一覧を参照できる状態にし、変更時に見直せる運用にします。

メンテナンス、障害、APIやCSVの仕様変更などは、RMS内の「店舗様向け情報」と通知メールで確認します。接続障害が起きた場合も、設定を何度も変更する前に、対象のサービス名、発生日時、告知の有無を確認すると、店舗側の設定ミスと楽天側の障害を切り分けやすくなります。

現在のIPアドレスを記事や社内手順に固定掲載するよりも、接続先の名称と確認先を管理し、実際の許可設定は作業時点の案内と照合する方法が適しています。

問い合わせ先は「何につながらないか」で選ぶ

「何につながらないか」から、RMSのサポート窓口、API問い合わせフォーム、RSLサポートツールへ問い合わせ先を分ける判断図。

問い合わせ先は、単に「サーバーにつながらない」という表現ではなく、どのサービスのどの処理が失敗したかで選びます。

状況問い合わせ先の考え方
RMSの画面操作、商品、配送、受注、一括編集などRMSの有人チャットやコールセンターなど、RMSのサポート窓口
WEB APIの仕様やAPIエラー公式窓口一覧にあるAPI問い合わせフォーム
RSLを利用中の出荷・物流に関する問題RSLサポートツールの問い合わせ窓口
外部の連携製品そのものの操作・障害その製品の提供元

RMSの操作や商品・画像登録に関する問題と、WEB APIの認証・仕様に関する問題は、同じ窓口で扱われるとは限りません。RSL利用中の内容も、RMSコールセンターではなくRSL側のサポートツールが案内される場合があります。受付時間や対象範囲は変更される可能性があるため、連絡時は楽天市場の公式問い合わせ窓口一覧で最新情報を確認してください。

問い合わせ前には、次の情報を整理しておくと状況を伝えやすくなります。

  • 店舗ID
  • 利用中のサービス(RMS、画像一括登録、WEB API、RSLなど)
  • 実行した処理と操作画面
  • 発生日時
  • エラーメッセージやエラーコード
  • 再現手順
  • 対象となる商品管理番号、画像名、API名などの識別情報

WEB APIの相談では、API名、実行した処理、発生日時、エラー内容を記録します。ライセンスキー、`serviceSecret`、パスワードなどの認証情報は、問い合わせ文面や社内共有資料にそのまま記載しないでください。認証情報を隠したうえで、エラーの内容と発生条件を伝えます。

まとめ

楽天市場の「RMSサーバー」は、すべての用途に共通する単一の接続先ではありません。画像をR-Cabinetへ一括登録する場合はSFTPで`upload.rakuten.ne.jp`のポート22へ接続し、`/cabinet/images/`へアップロードします。メール送信では、SMTP AUTH方式なら`sub.fw.rakuten.ne.jp`、固定IP方式なら`smtp.fw.rakuten.ne.jp`を使います。

SMTPとSFTPは役割が異なるため、メール送信用のSMTPサーバーを画像・商品データ用の接続先として設定しないでください。IPアドレスや仕様変更は固定情報として放置せず、RMS内の店舗様向け情報や最新の公式案内を確認します。接続不良が起きたときは、対象サービスと処理内容を切り分け、適切な窓口へ必要な情報だけを伝えることが重要です。

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