楽天RMSの画像判定は、第1商品画像とSKU画像が楽天の商品画像ガイドラインに合っているかを確認する機能です。まずはこの1点を押さえれば十分です。実務では「どの画像を」「どのツールで」「何を基準に」確認するかを順に見れば、迷いにくくなります。楽天市場の商品画像登録ガイドライン と 楽天サムネイル作成ガイドライン の整理を前提に、実務で外しやすい点をまとめます。
RMSの画像判定とは何か
RMSの画像判定は、画像が楽天のルールに合っているかを見て、通るか・直すかの判断をしやすくするための機能です。単に画像を眺めるだけではなく、ガイドラインに対して適合するかを確認する役割があります。
対象になるのは、商品画像の中でも特に重要な第1商品画像とSKU画像です。第1商品画像は検索結果や商品ページで最初に見える画像、SKU画像はSKU選択時に切り替わる画像です。役割が違うので、同じ基準で雑に扱わず、用途ごとに確認する必要があります。商品画像登録ガイドラインの対象画像。
第1商品画像とSKU画像の両方が対象で、登録前後で使い分ける
RMSの画像判定は、第1商品画像とSKU画像の両方が対象です。どちらか一方だけを見ればよいわけではありません。
- 第1商品画像
- 検索結果や商品ページの最初に見えるため、商品が一目で分かることが重要です。
- SKU画像
- 色違い・サイズ違いなど、SKUごとの差を伝えるために使います。
- 登録前の確認
- 未登録画像はテキスト要素カウントツールで占有率を見ます。
- 登録後の確認
- RMSに登録した画像は、商品画像判定ツールや一括判定ツールで確認します。
この使い分けを外すと、未登録画像を登録後のツールで見てしまい、手戻りが増えます。逆に、登録済み画像を事前確認向けのツールだけで済ませると、運用の抜けが出やすくなります。商品画像判定ツールの使い分け。
テキスト占有率20%の数え方
RMSの画像判定で最も気にされるのが、テキスト要素の占有率20%以下という基準です。楽天の説明では、画像を10×10の100マスに分け、テキスト要素が入るマスが20マス以下かどうかで見ます。商品画像内のテキスト占有率を20%以下にする。
10×10マスで20マス以下として数える
20%は、ざっくり言えば「画像全体のうち、テキストが入っている部分が2割を超えないこと」です。実務では、文字そのものの面積を細かく測るというより、マス単位で判定する前提で考えると分かりやすいです。
ロゴ・商品名・割引表現も含めて考える
テキスト要素として数える範囲は、本文の文字だけではありません。楽天の説明では、ロゴ、商品名、ブランド名、企業名、スペックや特徴、割引表現などもテキスト要素として扱われます。たとえば「○○%OFF」「送料無料」「ブランドロゴ」は、見せ方によっては占有率を押し上げます。楽天市場の商品画像登録ガイドライン。
マスに少しでも入ったら1マス扱い
境界に少し触れただけの文字やロゴでも、そのマスは占有しているものとして見るのが基本です。ここを甘く見ると、見た目では大丈夫そうでも判定で引っかかります。
20%ギリギリを狙うより、「入ってもよい」ではなく「入れない」発想でレイアウトする方が安全です。
枠線・背景・GIFの判定基準
テキスト以外にも、判定で落ちやすい見た目のルールがあります。特に枠線、背景、GIFは、画像の印象を大きく左右するので、あわせて確認しておくべきです。
枠線として禁止されるのはどの形状か
楽天のガイドラインでは、枠線の使用は禁止です。禁止対象は、四辺囲みだけではありません。L字、帯状、四角形の背景要素も枠線扱いになりやすいとされています。枠線を使用しない。
白背景と写真背景の違い
楽天で認められている背景は、白背景か写真背景です。白背景は #FFFFFF のベタ塗りで、写真背景は商品と一緒に撮影された背景です。背景は白背景または写真背景のみ。
白以外の背景とGIFの扱い
白以外の単色背景や合成背景は、ルールに合わない扱いになりやすいです。黒、赤、グレーなどのベタ塗り背景は避け、商品をきれいに見せるなら、白背景か写真背景に寄せるのが無難です。
また、アニメーションGIFは使わないのが基本です。GIFアニメーションは使用不可。
判定ツールの種類と使い分け
画像判定は、1つのツールだけを覚えれば足りるわけではありません。登録前、登録後、一括確認、定期確認で使い分けると、作業がかなり楽になります。いずれもRMSログインが前提です。商品画像判定ツールの利用条件。
| ツール | 主な使い方 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 商品画像判定ツール | 登録済み画像を1枚ずつ確認 | 1商品ずつ素早く確認したいとき |
| 商品画像一括判定ツール | 複数画像をまとめて確認 | まとめて点検したいとき |
| 商品画像判定レポート | 定期的に画像をチェック | 運用中の継続確認 |
| テキスト要素カウントツール | 未登録画像の占有率を確認 | 画像を登録する前の下書き確認 |
商品画像判定ツールと商品画像一括判定ツールの違い
商品画像判定ツールは、登録済みの商品画像を1枚ずつ見て確認する用途です。結果をすぐ見たいときに向いています。
商品画像一括判定ツールは、複数画像をまとめて確認する用途です。楽天の説明では、1依頼最大200件までまとめて判定できます。商品画像一括判定ツール。
商品画像判定レポートは定期確認用
商品画像判定レポートは、定期的に画像をチェックするためのものです。運用の中で継続的に状態を把握する用途に向いています。商品画像判定レポート。
登録前の画像確認にはテキスト要素カウントツールを使う
未登録画像の段階で確認したいなら、テキスト要素カウントツールを使います。RMSに載せる前に占有率の見込みを見られるので、作り直しを減らせます。テキスト要素カウントツール。
判定結果の◎△×の読み方と△の扱い
判定結果は、基本的に◎、△、×で見ます。◎は適合、×は修正が必要、△は違反そのものではないが修正推奨という理解で問題ありません。判定結果の読み方。
実務上は、△をそのまま放置しないことが大切です。
違反時の影響
画像判定で違反すると、単に画像を差し戻されるだけでは済まないことがあります。楽天の解説では、検索対象外、楽天スーパーSALEやランキングからの削除、RPP広告の掲載停止などが挙げられています。楽天市場の商品画像登録ガイドライン違反した際のペナルティ。
つまり、画像の問題は見た目の問題ではなく、集客導線そのものに影響する運用リスクです。とくに第1商品画像は検索結果で最初に見られるため、×はもちろん、△も早めに直す価値があります。
審査前に押さえる画像作成のポイント
画像を通すだけならルールを守れば足りますが、売れる画像にするにはもう一段必要です。ポイントは、商品が一目で分かること、訴求を絞ること、見やすさを上げることです。売れる商品画像の考え方 、サムネイルの作り方 。
まず商品が一目で分かることを優先する
第1商品画像は、検索結果で並んだときに商品を瞬時に判別できることが大切です。商品本体が小さすぎたり、背景や装飾が強すぎたりすると、何の商品かが伝わりません。
訴求は絞って伝える
画像内で伝える内容は、1枚につき1〜2点に絞るのが基本です。価格訴求、機能訴求、キャンペーン訴求を全部同時に載せると、テキスト占有率だけでなく、視線の行き先も散ってしまいます。
ガイドライン内で視認性を上げる
見やすさを上げるコツは、文字を増やすことではありません。背景、配置、コントラストを整えることです。商品と背景の差をはっきりさせ、文字を入れるなら最小限にとどめると、一覧でも見やすくなります。
まとめ
RMSの画像判定は、第1商品画像とSKU画像が楽天のガイドラインに合っているかを確認する機能です。特に、テキスト占有率20%以下、枠線なし、白背景または写真背景、アニメーションGIFなしを押さえれば、実務判断はかなりしやすくなります。
登録前はテキスト要素カウントツール、登録後は商品画像判定ツールや一括判定ツール、運用中は判定レポートと使い分けて、◎以外は早めに見直すのが安全です。画像は「通すため」だけでなく、商品が一目で分かり、訴求が絞られ、見やすいことまで意識して整えると、判定と売上の両方に効きます。


